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:短歌(2006)( 101 )
アイネ・クライネ・ナハトムジーク
2006年01月28日
きらきらとモーツァルトの旋律があふれる 春の近づく街に
雪うさぎ
2006年01月25日
南天の赤い眼(まなこ)で溶けるまで何を見ている雪うさぎたち
木守りの柿
2006年01月23日
木守りの柿食べ終わり嘴(くちばし)を幾度もぬぐう小雀たちは
小さな虫たちのように
2006年01月22日
わがもてる触角(フィラー)をながくのばしきりさがしておりぬきみというひと ...
大寒(だいかん)
2006年01月20日
冬という喉に刺さったたくさんの小骨のごとし公孫樹の枝は
旧中山道
2006年01月19日
さざんかの次々咲いて散ってゆく旧中山道の小さな神社
十三夜
2006年01月19日
チタニウムばかりを食べて巨大化す静かの海に泳ぐ魚は
「夕凪の街 桜の国」
2006年01月17日
夕凪の街を裸足で軽やかに歩いてたあの少女に会いたい 「夕凪の...
ゴールデンレトリバー
2006年01月16日
玄関の前にスフィンクスのごとく誇らかに座すゴールデンレトリバーは
神社にて
2006年01月15日
でもきっと人が感じる幸せは昔も今も変わりないはず
冬のすすき野
2006年01月14日
金色の夕日に染まるすすき野に風の又三郎がたたずむ
ふくらすずめ
2006年01月12日
春を待ちじっとふくらむ雀たち 黒いつぶらな眼(まなこ)美し ...
蝋梅(ろうばい)
2006年01月11日
天空を泳ぐ魚の金色の鱗を集め作られた花
三日月
2006年01月10日
一月の風が研ぎゆく薄青い刃のような細い三日月
冬枯れ
2006年01月09日
悲しくも寂しくもない 冬枯れのすすき野に満つ明るい光
ピラカンサス(和名:橘擬・たちばなもどき)
2006年01月06日
言いにくいことを短歌で綴りゆく三十一文字(みそひともじ)の枠に守られ
新春の空
2006年01月05日
神様は人間を愛しているのかもしれないと思う瞬間
ネコヤナギに似て
2006年01月04日
幾百の翼のはえた子猫らの生まれくる日が近づいている 辛夷(こ...
初詣
2006年01月03日
軽やかに階(きざはし)を駆け登りゆく兄弟ふたりの背中を見つむ
山茶花(サザンカ)
2006年01月02日
咲き残りサザンカの花は新年の風に抗(あらが)ふ 身を寄せ合ひて
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短歌にデジタルカメラで撮影した画像を添えています。お気軽にコメント(感想、おしゃべり、返歌erc)をどうぞ。リンクはフリーです。^^
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