花物語

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雛罌粟(ひなげし)

ああ皐月(さつき) 仏蘭西(フランス)の野は火の色す君も雛罌粟(こくりこ)われも雛罌粟(こくりこ)
                    
                            与謝野晶子・「夏より秋へ」


5月のフランスの野原は雛罌粟の花が咲き乱れていて火のよう。
まるであなたの心のようね。
そしてそれはあなたを追って遠い日本からフランスまでやってきた私の心でもあるんだわ。


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しなやかに風にそよぐ雛罌粟(ひなげし)の奔放な風情、燃え立つような赤・・・。

与謝野鉄幹は晶子から離れてパリへ留学することになる。
新しい道が開けるようにと、晶子が勧めたものではあったが。
鉄幹を送りだしてはみたものの、恋しさに耐えられず、半年後、晶子自身もパリへと向かう。

晶子は生涯鉄幹を愛し続けた。けして平和な相思相愛の状態ばかりではなかった。
不倫・遠距離恋愛・三角関係・・・きれいごとでない恋愛というものを、晶子は味わいつくしたのでしょう。。。
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by f-doll | 2005-05-09 11:03 | やまとことば
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短歌にデジタルカメラで撮影した画像を添えています。お気軽にコメント(感想、おしゃべり、返歌erc)をどうぞ。リンクはフリーです。^^


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